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特定技能外国人

2026.7.22

北海道の物流倉庫で特定技能外国人を採用するメリット・デメリットとは?要件や注意点も解説

物流業界では、EC市場の拡大や慢性的な人手不足を背景に、特定技能外国人の採用を検討する企業が増えています。特に北海道では、広大な配送エリアや食品物流、冷凍・冷蔵倉庫などの業種において、人材確保が大きな課題となっており、物流倉庫分野でも外国人雇用の期待が高まっています。

一方で、特定技能外国人を採用するメリットは何か、デメリットや注意点はあるのか。自社でも受け入れられるのかと疑問をお持ちの企業様も多いのではないでしょうか。

この記事では、物流倉庫分野における特定技能外国人の仕事内容や受入れ要件をはじめ、採用するメリット・デメリット、採用時の注意点についてわかりやすく解説します。北海道で物流倉庫の人材確保を検討している企業様は、ぜひ参考にしてください。

物流倉庫分野の特定技能外国人とは?

物流業界では、深刻な人手不足への対応策として特定技能外国人の受入れが進められています。物流倉庫分野も新たに特定技能制度の対象となり、今後は倉庫内作業を担う外国人材の活躍が期待されています。

ここでは、特定技能外国人制度の概要と、物流倉庫分野が対象となる時期についてご紹介します。

特定技能外国人について

特定技能外国人とは、人手不足が深刻な産業分野において、一定の専門知識や技能、日本語能力を有する外国人が日本で働くための在留資格です。

物流倉庫分野では、貨物の搬入・搬出や仕分け、検品、在庫管理など、倉庫内で行われるさまざまな業務に従事できます。

技能評価試験や日本語能力の基準を満たした人材が対象となるため、企業にとっては一定の知識や技能を持つ人材を採用できる点が大きな特徴となっており、北海道でも物流需要の増加に伴い、特定技能外国人の活用を期待する状況となっています。

物流倉庫分野が2027年度から

物流倉庫分野は、特定技能制度の新たな対象分野として追加され、2027年度から受入れが開始される予定です。その背景には、EC市場の拡大や物流需要の増加に加え、少子高齢化による労働力不足があります。

法務省の分野別運用方針では、物流倉庫分野において今後も人手不足が続くことが見込まれており、外国人材の受入れを通じて物流機能の維持・発展を図る方針が示されています。

北海道でも、食品物流や冷凍・冷蔵倉庫をはじめ、人材確保が課題となる企業にとって、新たな採用手段として注目されています。

物流倉庫分野における特定技能外国人の業務内容

物流倉庫分野の特定技能外国人は、倉庫内で行われるさまざまな業務に従事できます。ただし、どのような業務でも担当できるわけではなく、法務省の分野別運用方針で定められた業務区分の範囲内で働くことになります。

ここでは、物流倉庫分野における主な業務内容についてご紹介します。

物品の搬入・搬出・積みおろし

物流倉庫では、トラックで運ばれてきた貨物の搬入や、出荷する商品の搬出、積みおろし作業が日常的に行われています。特定技能外国人も、こうした倉庫内の荷役作業に従事することが可能です。

北海道では、農産物や水産物、冷凍食品などを扱う物流倉庫も多くなっており、安定した人材を確保することで、物流現場の負担軽減にもつながるでしょう。

物流倉庫における仕分け

仕分け作業は、配送先や商品ごとに貨物を分類する業務です。誤った仕分けは配送ミスにつながるため、物流倉庫では特に正確性が求められます。

現在では、バーコードやハンディ端末を活用しながら作業を行う企業も増えており、特定技能外国人も現場のルールに従って業務を担当します。

北海道では、広い配送エリアへ効率的に商品を届ける必要があるため、仕分け作業は物流品質を支える重要な役割といえるでしょう。

物流倉庫における検品

検品は、入荷した商品や出荷前の商品に誤りや破損がないかを確認する業務です。

商品の数量や品番、品質などをチェックし、取引先へ正しい商品を届けるために欠かせない工程となっています。物流倉庫では、目視だけではなくバーコードを利用した検品システムを導入しているケースも多くあります。

北海道では、生鮮食品や冷凍食品を取り扱う倉庫も多いため、品質管理や賞味期限の確認など、細かな確認作業が求められる場面も少なくありません。

物流倉庫における在庫管理

在庫管理は、商品の保管状況や数量を適切に管理する業務です。在庫数に誤りがあると欠品や過剰在庫の原因となるため、物流倉庫では非常に重要な業務の一つです。

近年は、倉庫管理システムを活用しながら在庫を管理する企業が増えており、特定技能外国人もシステムを利用した業務を担当することがあります。

北海道では、季節によって物流量が大きく変動するケースもあるため、正確な在庫管理が安定した物流サービスの提供につながります。

各要件について

物流倉庫分野において、特定技能外国人を受け入れるためには、外国人本人だけではなく、受け入れる企業にも一定の要件が設けられています。

制度を正しく活用するためには、双方の要件を理解しておくことが重要です。ここでは、物流倉庫分野における外国人側と企業側の主な要件について解説します。

外国人側の要件

物流倉庫分野で特定技能1号として働くため、「物流倉庫分野特定技能1号評価試験」という試験に合格し、物流倉庫で必要となる知識や技能を有していることを証明する必要があります。

また、日本語能力についても、「日本語教育の参照枠」のA2.2相当以上の水準が求められており、物流倉庫では作業指示の理解や安全確認、スタッフ同士の連携が欠かせないため、一定の日本語能力が必要です。

これらの基準を満たした外国人材が、特定技能外国人として物流倉庫で働くことができます。

企業側の要件

受入れ企業にも、物流倉庫分野特有の要件が定められています。対象となるのは、倉庫業法に基づく倉庫業者や、貨物自動車運送事業法に基づく許可を受けた事業者などです。また、特定技能外国人は直接雇用で受け入れる必要があり、派遣による雇用は認められていません。

さらに、倉庫管理システムなど、生産性や労働安全衛生の向上につながるシステムを活用することや、物流倉庫分野特定技能協議会へ加入することも要件となっています。

制度に沿った受入れ体制を整えることで、外国人材が安心して働ける環境づくりにつながるでしょう。

物流倉庫における特定技能外国人のメリット

物流倉庫分野で特定技能外国人を採用することで、人手不足の解消だけではなく、現場の安定運営や業務効率の向上につながる可能性があります。

特に北海道では、物流量の増加や労働力不足が課題となっているため、特定技能外国人の活用は有効な選択肢の一つです。

ここからは、物流倉庫分野で特定技能外国人を採用する主なメリットをご紹介します。

即戦力として活躍してくれる可能性がある

特定技能外国人は、物流倉庫分野特定技能1号評価試験や日本語能力に関する基準を満たした人材です。そのため、物流倉庫で必要となる基本的な知識や技能を備えた状態で就労を開始できる点が大きなメリットです。

もちろん、企業ごとの業務手順を覚えてもらう必要はありますが、一から育成する場合と比べると、比較的早い段階で現場に馴染みやすいことが期待できます。

人材不足が深刻な北海道の物流倉庫においても、早期に戦力化できる可能性があります。

長期的な労働力を確保できる

物流業界では、採用しても短期間で離職してしまうことが課題となるケースがあります。

一方、特定技能制度は中長期的な就労を前提とした制度であり、外国人材が継続して働きやすい仕組みが整えられています。

安定した人材を確保できれば、教育コストの削減や業務品質の維持にもつながるでしょう。

繁忙期などへの対応が可能になる

物流倉庫では、年末年始や大型セール、収穫時期など、繁忙期に作業量が大きく増加することがあります。人手不足の状態では既存スタッフへの負担が大きくなり、残業時間の増加や業務品質の低下につながる可能性もあります。

特定技能外国人を採用することで、年間を通じて安定した人員配置がしやすくなり、繁忙期にも柔軟に対応できる体制を整えられます。北海道でも食品や農産物など季節によって物流量が変動するため、人材を安定的に確保できることは大きなメリットといえるでしょう。

勤勉な労働者の確保ができる

特定技能外国人は、日本で働くという明確な目的を持ち、技能試験や日本語試験を経て来日しています。そのため、仕事に対して真面目に取り組む方が多く、現場で責任感を持って業務に従事している事例も数多くあります。

もちろん個人差はありますが、適切な教育やコミュニケーション体制を整えることで、長く活躍してくれる人材となることが期待できます。

物流倉庫における特定技能外国人のデメリット

特定技能外国人の採用には多くのメリットがありますが、一方で企業側が理解しておきたい注意点もあります。

制度に沿った受入れや外国人材への支援が求められるため、日本人採用とは異なる対応が必要になる場面もあり、あらかじめデメリットを把握し、適切な受入れ体制を整えることが、長期的な定着につながります。

直接雇用のみ可能

物流倉庫分野の特定技能外国人は、直接雇用が原則となっており、派遣社員として受け入れることは認められていません。そのため、必要な時期だけ短期間働いてもらうような採用方法は利用できず、企業が雇用主として責任を持って受け入れる必要があります。

また、給与や社会保険、労務管理なども企業が適切に対応しなければなりません。

北海道では季節によって業務量が変動する物流倉庫もありますが、特定技能制度は安定した雇用を前提としているため、自社の人員計画を踏まえて採用を進めることが大切です。

手続きや管理が必要

特定技能外国人を受け入れる際は、採用するだけではなく、在留資格に関する手続きや支援計画の実施、各種届出など、さまざまな対応が必要になります。また、生活オリエンテーションや相談体制の整備など、外国人材が安心して働ける環境づくりも求められます。

さらに、物流倉庫分野では、分野別協議会への加入や国土交通省への協力など、制度特有の要件もあります。初めて外国人採用を行う企業にとっては負担に感じることもありますが、登録支援機関を活用することで手続きや支援業務を円滑に進めることが可能です。

北海道で初めて特定技能外国人を採用する企業様は、制度に詳しい支援機関へ相談しながら進めることをおすすめします。

そのようなご相談は弊社でも可能ですので、ぜひご相談ください。

コミュニケーションの課題

特定技能外国人は一定の日本語能力を有していますが、日本人と同じレベルで会話や業務指示を理解できるとは限りません。物流倉庫では、商品の取り扱いや作業手順、安全に関する指示などを正確に伝える必要があるため、言葉の違いによる認識のズレが発生する可能性があります。

しかし、この課題は受入れ体制を工夫することで改善できます。例えば、やさしい日本語を使用する、写真やイラストを用いた作業マニュアルを整備する、多言語対応の掲示物を設置するなどの取り組みが効果的です。

物流倉庫の特定技能外国人採用の注意点

物流倉庫分野で特定技能外国人を採用する際は、人手不足を解消するだけでなく、制度を正しく理解したうえで受け入れることが重要です。

業務範囲や受入れ後のサポート体制を事前に確認しておくことで、外国人材が安心して働ける環境を整えることができます。ここでは、採用前に押さえておきたいポイントをご紹介します。

対象業務を確認しておくこと

物流倉庫分野の特定技能外国人は、法務省の分野別運用方針で定められた業務に従事する必要があります。主な業務は、貨物の入出庫や保管、仕分け、検品、在庫管理などの倉庫内作業です。

本来の業務とは関係のない仕事を中心に担当させることは制度上認められていません。採用前に、自社の業務内容が制度の対象となるか確認しておくことが大切です。

言葉の壁を考慮しておくこと

特定技能外国人は一定の日本語能力を有していますが、専門用語や地域特有の表現まで十分に理解できるとは限りません。物流倉庫では、安全に関わる指示や作業手順を正確に伝える必要があるため、企業側にも伝え方を工夫することが求められます。

外国人材が安心して働き、長く定着してもらうためにも、日頃からコミュニケーションを取りやすい環境を整えることが大切です。

北海道の特定技能外国人ならフジアウトソーシング

物流倉庫分野では、2027年度から特定技能外国人の受入れが始まる予定であり、北海道でも人材不足を補う新たな選択肢として注目されています。しかし、制度を活用するためには、受入れ要件の確認や在留資格の手続き、登録支援、生活支援など、企業側が対応しなければならないことが数多くあります。

フジアウトソーシングでは、北海道に特化した外国人材の採用支援を行っており、特定技能外国人の採用から登録支援、就労後の定着支援までワンストップでサポートしています。北海道の企業様ならではの採用課題や地域特性を理解しているため、物流倉庫をはじめとしたさまざまな業種で安心して外国人採用を進めていただけます。

「特定技能外国人を受け入れたいが、何から始めればよいかわからない」「物流倉庫分野で自社が受入れ対象になるのか相談したい」といった企業様も、お気軽にフジアウトソーシングへご相談ください。北海道での外国人採用を、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。